当時の啓蒙専制君主と可哀想なポーランド
18世にもなると近代的な思想が生まれてくる。彼らはかつての宗教的思想や王政など、極端に支配的な執政を改め、個人主義のような一人一人を尊重する考えを主張したのだ。
中世の魔女狩りのような政治に影を見ていた私はまさにロシアのエカチュリーナ2世やプロイセンのフリードリヒ2世のような、神から与えられた虚構ともいえる権力ではなく、学問に熱中し現実的な視野を持った彼らから闇に射す光をみた。
ところが、そのような尊敬もある出来事と共に雲散霧消してしまう。
ポーランド分割である。
というのも、当時のプロイセンのフリードリヒ2世、オーストリアのヨーゼフ2世、ロシアのエカチュリーナ2世みたいな強いヤツらに挟まれてビクビクしているポーランドを「みんなで分けちゃわん?」とニコニコ相談しながら実際に仲良く三等分し始めたのだ。
信じられないことに、彼等はみんな啓蒙思想の持ち主。
当時ポーランドの王朝であるヤケヴォー朝は消滅。
酷いろくでなし供である。